「カラコンをつけると黒目に色が移る?」は本当か、まことしやかに囁かれる「都市伝説」の真偽
眼科では生体染色によって、細かいものを発見し、取り残しがないようにします。 眼科医の先生によると、眼科では目から取り出した破れたコンタクトをパズルのように組み合わせ、目の中に残っている部分がないかを確認するのだそう。受診の際は、破片も含めて自分で取り出したコンタクトを全部持っていくようにしてください! ■「ARコンタクト」って実現するの? 自分の目で見ている現実世界にさまざまなデジタル情報を重ね合わせて表示するAR(拡張現実)。スマートフォンのゲームやカメラアプリなどで実際に使ったことがある人も多いのではないでしょうか。
そして、現在世界中の企業や研究機関で研究開発が進められているのが「ARコンタクト」です。 ARコンタクトとは、コンタクトにディスプレイや無線通信機能、モーションセンサーなどを搭載し、一般的なコンタクトと同じように目に装着することで、視界に画像や文字などのデジタル情報を表示させることができるデバイスです。 視線を動かすことで操作ができ、画面のクリックやスワイプなどの操作が不要になるため、完全なハンドフリーが実現すると期待されています。
たとえば、運転やトレーニングの最中、あるいは災害救助などの緊急時にも、動作を中断することなく、ほしい情報にアクセスできるのです。 これまでARコンタクトの開発において先端を走ってきたのが、アメリカのMojo Vision社が2020年1月に発表した「Mojo Lens」です。2022年3月には、基本的な機能の開発と実装がおおかた完了したことが発表されましたが、残念ながら現在は資金難で開発が中断しています。今後の動向に注目しましょう。
また、次世代のコンタクトはARコンタクトのほかにもあります。近年注目されている手術要らずの近視の治療法「オルソケラトロジー」に用いられるのは特殊にデザインされたハードコンタクト「オルソケラトロジーレンズ」。 これを就寝時に装着すると、寝ている間にレンズが角膜を圧迫し、角膜を適切な形状に矯正してくれます。起床後レンズをはずしても角膜の形状は一定の間維持されるため、日中は裸眼で過ごすことができるのですから画期的です。