「カラコンをつけると黒目に色が移る?」は本当か、まことしやかに囁かれる「都市伝説」の真偽
つまり、着色料が目の中で溶け出してしまう危険があるということですから、お勧めはできません。 色素が目に与える影響についてはまだ明確にはわかっていませんが、黒目への付着により痛みを感じることはあり得るので、信頼できる販売店でサンドイッチ製法のコンタクトを選ぶとよいでしょう。雑貨店などで売っている安価なカラコンには、くれぐれもご注意を。 ただし、サンドイッチ製法のコンタクトは構造的にやや厚みがあり、酸素を通しにくいという面も。コンタクトの使用は1日12時間までといわれていますが、カラコンの場合は普通のコンタクトよりも装着時間は短めを意識してみてください。
カラコンでおしゃれを長く楽しむためにも、色やデザインだけでなく、安全性にもこだわって、健康な目をキープしましょう。 ■コンタクトが目の裏側に入ってしまうことはない 「コンタクトが目の裏側に入って取れなくなった!」……どこかで聞いたことがある話かもしれません。想像するだけで怖いですよね。 しかし、目の構造上、コンタクトが目の裏側に入ってしまうことはありません! 白目の表面を覆っている結膜は、まぶたの裏側とつながって袋状になっています。そのため、それより奥にコンタクトが入り込むということはないのです。
つけていたはずのコンタクトが「目の中でなくなった!」「見つからない!」というときは、大抵気がつかないうちにはずれてしまっているもの。 まずはコンタクトが床に落ちていないか、服にくっついていないかなど、冷静に探してみましょう。慌てて指で眼球を触ったりすると黒目に傷をつけるかもしれないので、気をつけてくださいね。 コンタクトを探しても見つからない場合は、自分で見える範囲の外までずれていたり、折りたたまれて眼球とまぶたの間に挟まっていたりすることが考えられます。
いずれの場合も、まぶたをクルッとめくると隠れていたコンタクトが出てくるでしょう。ただ、自分でまぶたをめくるのは結構難しいので、眼科の受診をお勧めします。 なお、コンタクトを見失うと危険なケースもあります。それは、目の中でコンタクトが破れたときです。何度も強く目をこすったりすると、レンズが破損することもあるのです。 コンタクトの破れに気づいた場合は、すみやかに眼科へ。破片が結膜の袋の部分に残っていることもあり、トラブルの原因になりかねません。