NY株反落、317ドル安 FRB早期利下げ観測後退
【ニューヨーク共同】1月31日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前日比317.01ドル安の3万8150.30ドルで取引を終えた。FRBによる早期利下げ観測が後退し、景気の先行きを警戒した売り注文が膨らんだ。 FRBのパウエル議長がこの日の記者会見で早期の利下げに慎重な姿勢を示した。このため高水準の政策金利が当面続くとの見方が強まり、投資家心理を冷やした。 ハイテク株主体のナスダック総合指数は続落し、345.89ポイント安の1万5164.01。 個別銘柄では、通信機器のシスコシステムズ、ITのマイクロソフトの下落が目立った。