鹿児島県 帰省ラッシュが本格化 奄美空港 混雑ピーク、Uターンは4日
最大9連休となる年末年始の帰省ラッシュが本格化している。奄美市笠利町の奄美空港では29日、奄美群島を訪れるほとんどの便で満席となり、下り便がピークを迎えた。到着ロビーでは、年末年始をふるさとや行楽地で過ごす人たちが次々と降り立ち、出迎えた家族らとの再会を喜んでいた。Uターンのピークは1月4日。 奄美空港では午前10時5分、成田発ピーチ541便が10分遅れで到着。1階の到着ロビーで待ち受ける親族や仲間らが手を振って、「久しぶり~」などと声を掛け合っていた。 東京で歯科助手として働く吉見友伽さん(24)は母と妹が住む奄美市名瀬に里帰り。出張中の父と兄ら家族そろって年末年始を過ごす予定だという。「特に予定は決めてないけど、初詣とかに行きたい。久しぶりの再会、ゆっくりと過ごしたい」と話した。 奈良から家族3人で旅行に訪れた40代女性は、貯まったマイルで行ける場所にと奄美大島を選択。「テレビで鶏飯を見て食べたくなった。息子も釣りに行くので楽しみ」と心弾ませていた。 JAL奄美営業所によると、29日の下り便は大阪の2便が満席となったほか、東京や離島路線のほとんどの便で席が埋まり、到着ロビーが混雑した。 27日から1月5日の奄美群島発着便の予約人数(23日時点)は、前年比1・8%増の3万645人。総予約率は74・2%で、関東と沖縄方面はすでに85%を超えている。 Uターンにあたる上り便のピークは、1月4日で予約率は90・6%。3、5日が共に85%を超えている。