小さな家の庭に「サウナ小屋」をつくったら最高の週末に。費用290万、楽しみ方は?
サウナストーブは都市ガスを利用
サウナストーブには、薪、ガス、電気の3つのタイプ(熱源)があります。そのなかで筆者は、ガスを熱源としたタイプを選択しました。 薪は調達が大変、置く場所も確保しなければいけません。ほかの熱源に比べ安全管理にも、とくに注意が必要になります。また、電気ストーブは火を使わないので安全ですが、多くの電力を必要とするため、エアコンなどを同時に使用すると、ブレーカーが落ちやすくなってしまいます。 一方でガスストーブだと、電気使用量は少量なので、電気の契約アンペアを見直す必要もなく、いつもどおり家電を使用できます。 ちなみに筆者の場合、都市ガスを使用してストーブを燃焼させています。もともと契約していたガス会社の方が配管工事をしてくれて、工事費は10万円ほどすみました。 配管は、庭の芝を少しめくって通しています。工事後、再び芝をかぶせているため、工事の跡は気になりません。
設置工事は重機を使わずに1日で完了
本体の組み立てや塗装は工場で行われます。ですから、設置当日は「植木の移植」「ガス工事」「本体の搬入」「本体を固定するアンカー工事」という流れ。そのあとに「試運転」をして終了。 筆者は、写真のようにあらかじめ麻ヒモと、テントを固定するペグ(杭)を使って、サウナの設置箇所をマーキングしておきました。これにより当日は、トラブルなくスムーズに1日で設置完了。 サウナ本体(ストーブ、ベンチを除く)は、特殊発泡素材で軽量なので、大人数名で持ち運ぶことが可能。ですから重機を使う必要なし。サウナを設置するスペースさえ確保できれば、設置工事はあっという間に終わります。
Bluetoothスピーカーを設置。好きな音楽や香りも楽しめる
庭にサウナを設置したことで、だれにも気をつかわずにサウナに入れるようになりました。決して安い買い物ではありませんが、想像していた以上に豊かな時間が過ごせるようになり大満足です。 Bluetoothスピーカーをつけたので、その日の気分で音楽やラジオを聴くこともできます。それ以外にも、好みの香りのロウリュを体感したり、サウナポンチョを着ながら外気浴をしたりと、自宅サウナでの楽しみ方はたくさんあります。 じつは筆者、自宅で過ごしていても、時間があればスマホを触っていました。しかし、サウナに入っている間は、スマホを触ることなく気持ちを整えられています。デジタルデトックスにもなるのも、よかったと感じています。
山田陽太