坂本勇人 24打席ぶり安打から今季初&通算185度目の猛打賞 ミスターのNPB歴代3位記録にあと1
◇セ・リーグ 巨人―広島(2024年4月20日 マツダ) 巨人の坂本勇人内野手(35)が20日の広島戦(マツダ)で今季初めて3番に入って先発出場。初回の第1打席で6試合24打席ぶり安打を放つと第2打席、第3打席でも安打を放って一気に猛打賞をマークした。 【写真】<広・巨(5)>1回1死一塁、坂本は左前打を放つ 坂本の猛打賞は今季初で、通算185度目。長嶋茂雄(巨人)の持つNPB歴代3位記録まで「あと1」と迫った。 「3番・三塁」で先発出場。まずは初回だ。1死一塁で入った第1打席で相手先発右腕・森下がカウント2―2から投じた6球目、高め145キロ直球を左前に弾き返して一、二塁とチャンスを広げた。 坂本の安打は12日に行われた広島戦(東京D)の第1打席で相手先発右腕・九里から2号ソロを打って以来、6試合24打席ぶりとなった。 これで呪縛から解放された。0―4で迎えた3回の第2打席では2死一塁から森下の初球、低めチェンジアップを右前へ弾き返して2打席連続安打。一走・オコエが三塁憤死してチェンジとなったが、坂本のバットには完全に火がついた。 そして、0―4のまま迎えた5回だった。2死一塁で入った第3打席。森下が1ボール2ストライクから投じた5球目、内角チェンジアップを投手強襲安打として猛打賞達成となった。 坂本は延長12回を戦って0―0で引き分けた前日19日の同戦ではそれまでの5番から今季初の2番に入って2試合ぶりスタメン復帰。だが、6打数無安打3三振に終わり、23打席連続ノーヒットとなっていた。坂本の6打数無安打は2013年9月1日の中日戦(東京D)以来11年ぶり2度目。試合後には「なんとかしないといけないです。明日頑張ります」と話していた。 【NPB通算猛打賞10傑】 1位 張本 勲(ロッテ)251度 2位 川上 哲治(巨人)194度 3位 長嶋 茂雄(巨人)186度 4位 坂本 勇人(巨人)185度 5位 野村 克也(西武)180度 6位 福本 豊(阪急)178度 6位 松井稼頭央(西武)178度 8位 立浪 和義(中日)175度 9位 王 貞治(巨人)171度 10位 広瀬 叔功(南海)169度 ※所属は最終、現役は坂本のみ