セリでは「日本一のブリや!」の雄たけびも 天然能登寒ぶり「煌(きらめき)」第1号に200万円の初値
石川県内の定置網でとれた寒ブリの最高級ブランド「煌(きらめき)」の初競りが2日朝、金沢市で行われました。 【写真を見る】高級寒ブリ「煌」 初セリで初値は200万円 3年目となる今年、第1号に200万円の値がつけられましたが、震災に豪雨と気落ちすることが重なった能登に元気をと、競り落としたスーパーの社長は話しました。 石川県漁業協同組合がブランド化を進める「天然能登寒ぶり」は、重さが7キロを超える良質なブリを冬の日本海の味覚として全国に発信しています。 ■市場で認定作業 16.2キロの大物を見事「煌」に認定 かなざわ総合市場で今シーズン初めて「煌」認定作業が行われました。 「煌」の基準は厳しく、12月と1月に石川県内の定置網で水揚げされ、重さ14キロ以上で傷がないなど、厳しい基準をクリアした寒ブリ認定されます。 2日に県内で水揚げされた1225本のうち、今シーズン第1号の認定を受けたのは、七尾市でとれた1本で重さ16.2キロの大物です。 ■今シーズンの「煌」第1号 ついた値段は200万円! 値段は2023年と同額の200万円です!競り落としたのは、七尾市を中心に店舗を展開する食品スーパー「どんたく」で、3年連続での落札です。 セリでは、仲買人から「日本一のブリや!」の雄たけびも。 どんたく・山口宗大社長「震災があって豪雨災害があって、能登は悲惨な状況になったけど、何とか元気をお届けしたいなという思いで、3年連続ではあるけど今年はうれしいというよりもほっとした気持ち 初日での煌認定は、能登地区での漁の弾みになると関係者も期待を寄せます。 石川県定置網漁業協会・一瀬保夫会長「震災に遭って大変な思いをしてきた中で、県全体で一所懸命煌の発信に力を入れてくれているのでこれでまたほかの地区にも波及して、石川県産の魚のブランドが上がれば大変ありがたい」 競り落とされた煌は3日、どんたく野々市中央公園店と七尾市のアスティ店で販売されるということです。
北陸放送