ノンネイティブがアンダーカバーとのコラボレーション「OZISM」第3弾を発表!
映画監督の小津安二郎からインスパイア。 コレクションをチェック!
名作のワンシーンをプリント
コラボレーションのテーマに掲げた「OZISM」は、アンダーカバーの高橋盾とノンネイティブの藤井隆行が揃ってリスペクトしている映画監督の小津安二郎の名前から着想を得て命名。「Portraits of Modern Japanese」をテーマに、日本の伝統や美学を重んじる点や、小津に共感と敬意を込めてつけられている。 2024年春夏コレクションは、素材に「和紙」を取りれたウェアを展開。インスピレーションソースだけでなく、素材にも日本ならではの美学が取り入れているのが今季の特徴だ。新型のセットアップ、フットウェアを中心に、小津が愛用したハットや、映画『お早よう』(1959)、『東京物語』(1953)のワンシーンをプリントしたフォトTシャツや、イラストレーター古川タクによって描かれた小津モチーフのTシャツも展開。ふたりの小津への愛があふれるコレクションに仕上がっている。 「MONK(修道僧)」と名づけられた作務から着想を得たロングコート、ジャケット、セットアップになるパンツは、コットンと和紙の混紡素材を使用。なかでもバルカラータイプのコートの身頃には、ゴアテックスのウインドストッパー®をライニングし、防風性と透湿性を兼ね備えた高い機能性を誇る。草木染めによるナチュラルな色合いとゆったりとしたシルエットも特徴だ。 フットウェアにはグイディ(GUIDI)のトレッキングブーツとリグ(rig)のリカバリーサンダルの2型がラインナップ。ホースレザーを使ったクラシックなデザインのハイキングブーツは、ノンネイティブのためにデザインされたオリジナルモデルをベースにしている。ノルウェージャン製法による堅牢な作りと、サビ加工を施したレースホールの風合いなどこだわりのディテールが光る。「OZISM」に合わせた独自のカラーリングで展開。また、日本発のリカバリーサンダルブランド、リグとのコラボレーションでは、雪駄をイメージした和を感じるデザインが特徴のストラップサンダルも登場する。 小津安二郎監督作品の名作、『東京物語』と『お早よう』の、劇中ワンシーンを背面に配したプリントTシャツは、NPO法人「湘南遊映坐」との協力で実現。「湘南遊映坐」は、“映画を軸に芸術文化を通じて、人々の日常生活を豊かに潤す”という理念の元、映画とそれにまつわる作品の上映や展示、イベント運営などを中心に活動をする北鎌倉を中心とした地域コミュニティに根ざした芸術文化進行団体だ。デザイナーのふたりが特に好きな映画2作のワンシーンをプリントしたTシャツは、フロントには「NU」刺繍のワンポイントを配し、ホワイト、ブラック、ネイビーの3色で展開、今コレクションの目玉となりそうだ。