今年こそ料理が上手くなりたい【料理上手の頭の中】覚えておきたい「野菜の重さ」は?
今回は、「野菜の重さ」についてプロに教えてもらいました。メシマズさんは「にんじん50g」「タマネギ1/2個」と書いてあっても、計ったり、使いかけの野菜が残ったりするのが面倒で、いつもスルーしている……という人も多いはず。そこで今回は、レシピに書かれた野菜の分量の意味と、よく使う野菜類の重さを覚えておく大切さについて、解説します。 〈画像〉野菜100グラムを見た目でチェック!
「メシマズ」とは?
「作るメシがマズイ」の意。ネットの世界では「味が極端にマズイ」「見た目も味もひどい」など、激しいものを指すことが多いですが、この連載では「料理歴はそこそこあるのに味が微妙・たまに成功するけれど、だいたいおいしくない」といった意味で使用しています。 教えてくれるのは…小田真規子さん 料理研究家 著書やテレビ出演多数! 長年第一線で活躍しているプロ中のプロ。料理初心者にも寄り添ってくれる、手取り足取りなレシピに定評あり。 教わるのは…エディター オギ 料理歴は大学時代から一応10年以上の独身アラサーエディター。健康や美容に興味はあるが、基本ズボラ。
目安の重さを覚えるべき野菜とは?
オギ レシピに「タマネギ1個」って書いてあっても、小さめのものもあれば大きめのものもあって、大きさがけっこう違いますよね。 小田先生 そうですね、レシピで想定している「タマネギ1個」は、だいたい150~200g。私たちプロはこれを目安に、火にかけたときの水分蒸発量やできあがりの量を考慮して、レシピを考えているんです。 オギ 野菜の分量って意外に大事だったんですね! 「にんじん100g」とグラム数で書いてあると、脳が思考停止して「とりあえず、手元にある野菜を使い切ってしまえ」と、レシピの分量をスルーしていました。 小田先生 よく使う野菜は、だいたいの重さを覚えておくと便利ですよ。 にんじん1本:150~200g きゅうり1本:100g ナス1本:80g トマト1個:150~200g タマネギ1個:150~200g じゃがいも1個:150g アスパラ1本:20g ピーマン1個:30g