KKRなど「ワッツアップ」制裁抑制で協議-シタデル和戦両様の構え
(ブルームバーグ): 米資産運用会社KKRやブラックストーン 、シタデルを含む主要プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社とヘッジファンド運営会社は、米証券取引委員会(SEC)による金融業界でのメッセージングアプリ使用規制の影響を和らげる手段を検討している。
事情に詳しい複数の関係者が語ったところでは、「ワッツアップ」などウォール街の電子的やりとりへの規制をSECが強化する中で、これら投資会社の一部は、法的アプローチやどのような決着の可能性を想定できるかについて協議している。制裁金を最小限に抑え、決着合意の下で特定の会社がより厳しい処分を受けることがないよう確実を期す狙いがある。
関係者によれば、ケネス・グリフィン氏が最高経営責任者(CEO)を務めるシタデルは、投資会社のグループと協議を行う一方、必要ならSECと法廷で争う用意がある。証券会社に記録の保全を義務付ける規則について、ヘッジファンドやPE投資会社には適用されないと同社は主張し、抵抗しているという。
KKRとブラックストーン 、シタデル、SECの担当者はいずれもコメントを控えた。
原題:Hedge Funds, PE Firms Aim to Temper SEC’s WhatsApp Probe (1)(抜粋)
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Austin Weinstein, Tom Schoenberg, Dawn Lim