<センバツ・夢へ続け!>仙台育英 選手紹介/5 /宮城
◇代打で結果残したい 寺田周生内野手(2年) ベンチ入りを逃した昨秋、県大会ではスコアラーを務め、東北大会ではスタンドでチームを応援した。 チームメートからスイング時の体の使い方について助言を受けて、バットを大きく振ることを意識。冬場に飛距離を伸ばし、最終登録で自身初の背番号をつかみ取った。 センバツでは勝負どころの代打でしっかりと結果を残すとともに、「チームが緊張して硬くならないようにポジティブな声がけをしたい」と話す。 ◇走攻守 器用にこなす 大藤想太内野手(1年) 昨秋は1年生ながら背番号14を付けて、ベンチ入り。6試合に出場し1打点を挙げた。須江監督は「走攻守三拍子そろった選手で、何においても器用にこなす」と評価する。 180センチの長身ながら、体重は70キロと周囲に比べて線の細さを感じ、冬場はウエートトレーニングで体重増加に力を注いだ。 センバツでは代打や守備固めでの出場が想定され、「主力選手に足りないピースを埋められるようにやっていきたい」と話す。 ◇勝負強い打撃 持ち味 遠藤太胡外野手(1年) 憧れの甲子園で「フルスイングをしたい」と意気込む。山形県大石田町出身。中学時代は東北選抜に選ばれ、「東北で日本一を目指すのに一番近い」と仙台育英に進学した。 だが、昨秋の大会はベンチ入りメンバーから漏れ、「野球人生で一番悔しかった」と振り返る。冬場のウエートトレーニングで体重を増やし、打球の飛距離も伸びた。須江監督は「どの場面でもフルスイングができる積極性と勝負強い打撃が持ち味」と評価する。=つづく