[山口県]菊川温泉泉源地で基準超すレジオネラ属菌 入浴施設の営業中止、プールは休業し水道水に入れ替え 下関市
下関市は11日、同市菊川町上保木にある市が管理する菊川温泉の泉源地で、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと発表した。10日から同町下岡枝の日帰り入浴施設「きくがわ温泉華陽」の営業を中止するとともに、宿泊施設「サングリーン菊川」は水道水によるシャワーのみの利用として営業。菊川温泉プールは臨時休業として、水道水に入れ替えるなどした上で約1週間後に営業を再開したいとしている。 市菊川総合支所によると、9月30日に水質の定期検査を実施したところ、今月10日に検査機関から基準値の12倍に当たるレジオネラ属菌が検出されたとの報告があった。11日午後5時現在、体調不良を訴えている利用者は確認されていないという。 3施設はいずれも市営で、このほか同じ泉源地から温泉を送っている2福祉施設についても安全が確認されるまでは温泉を利用しないよう求めている。市では泉源地の貯水タンクの清掃や消毒を今後行い、安全を確認した上で、可能な限り早期の送湯や営業再開を目指すとしている。