最期の時まで自分らしく 鹿児島市、エンディングノートを1万部用意
鹿児島市は高齢者が終活に利用できる冊子「私のエンディングノート~これまでの自分とこれからの自分へ」を作った。自分の人生を記録して、最期の時に備える内容で、市長寿支援課は「住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるよう、自分のこれからを考え、家族と話し合うきっかけになれば」としている。 【写真】マック最高齢女性クルーに聞いた、スマイルの秘訣 A4判48ページで「これまで」「いま」「これから」「エンディング」「設計図」の5章で構成する。「これまで」で出生から学生時代、仕事など自分史を振り返り、「いま」で緊急連絡先や常用薬、マイナンバー情報など万が一に備えた周囲へのお知らせを記録する。 「これから」は介護や終末期医療などの希望を書く。「エンディング」は葬儀の方法や、自身のことを知らせる相手の一覧。「設計図」は備えをチェックシートで確認できるようにした。 1万部用意し、本庁や支所の福祉窓口に置いたほか、市のホームページでダウンロードもできる。【梅山崇】