<下剋上球児>鈴木亮平「一生忘れられない光景」、甲子園球場で5千人を超えるボランティアエキストラとラストシーンを撮影
鈴木亮平主演の日曜劇場「下剋上球児」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の最終回放送を終え、クライマックスとなるラストシーンで地上波ドラマでは異例の兵庫・阪神甲子園球場での大規模ロケを実施したことが明らかになった。 【写真】まさに“名将”…プロデューサーも絶賛の演技を見せた元木大介 ■新井順子P×塚原あゆ子監督が手掛ける初の日曜劇場作品 同ドラマは高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。 スタッフ陣は、「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(2022年)、「最愛」(2021年)、「MIU404」(2020年、全てTBS系)をはじめ、多くの人気ドラマを世に送り出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督。また、脚本はこれまでも二人の作品を数多く手掛けてきた奥寺佐渡子が担当した。 同作では、主人公・南雲脩司を鈴木が演じる他、黒木華、井川遥、生瀬勝久、松平健、小泉孝太郎、小日向文世といった多彩なキャストが作品を盛り上げた。(以下、ネタバレを含みます) ■アルプススタンドが越山カラーの“緑”一色に 最終回で見事“日本一の下剋上”を成し遂げ甲子園に出場した越山高校野球部。ラストシーンでは、越山カラーの緑色に染まった甲子園球場のアルプススタンドを前に笑顔を見せる南雲(鈴木)、山住(黒木)、球児たちの姿が映し出された。 このシーンの撮影を行ったのは11月中旬。高校野球の聖地である甲子園球場で地上波ドラマのロケが行われるのは異例ということもあり、実際に足を踏み入れたキャスト陣は興奮を隠せない様子だった。そして夏の甲子園大会を再現するべく、夏の装いをした5千人を超えるボランティアエキストラが参加し、3塁側のアルプススタンドは越山カラーの緑一色に。 その光景を目にした鈴木は、後に「アルプススタンドで大勢の方が越山のタオルを掲げていて、そのときの景色は特別でしたし、横にいた球児たちもすごくいい顔をしていて、一生忘れられない光景です」とコメント。ロケ終わりにはボランティアエキストラに向けてキャスト陣からあいさつも行われ、甲子園球場は大盛り上がりとなった。 また、本作では甲子園球場のみならず、関東近郊や三重県でも球場ロケが行われ、毎回多くのボランティアエキストラが参加。高校野球の臨場感を再現するために大きな歓声やブラスバンド、チアリーディングなどのたくさんの協力を受け、黒木は「たくさんの方に参加していただき、エキストラの皆さんを含めてできた作品だと思います」と振り返った。 ■鈴木亮平「皆さんが愛する作品の主演を務めさせていただき幸せ」 猛暑の中から始まり、この寒い中まで本当にお疲れ様でした。クランクアップしていく皆さんがあいさつでこんなにお話しすることってなかなかないことだと思っていて、それは、この作品が皆さんにとって特別だからだと思います。そんな皆さんが愛する作品の主演を務めさせていただき幸せだなと思っています。 これから球児の皆さんの前にはいろいろな明るい未来があると思います。そのときに「下剋上球児」をやっていたあの夏、秋、冬が2回目の青春だったなと思ってほしいです。そして、また別の作品で会ったときにはお芝居のキャッチボールをしましょう。ありがとうございました! ■黒木華「皆さんに助けていただきながら“先生”にしてもらった」 こんなに大切に思える球児の皆さんとお芝居をできたことがうれしくて、いろいろなことを思い出していました。 野球に詳しくない私は、皆さんに助けていただきながら“先生”にしてもらったなと思います。スタッフさんも含めて、みんなで「楽しかったね」「疲れたね」と言い合える作品にはなかなか出会えないと思うので、私にとってすごく財産になりましたし、皆さんにとっての財産の一部になれていたらうれしいです。 またいつか皆さんとご一緒できるように、またこのメンバーで集まれる日が来るように、一生懸命頑張りたいと思います。 ※このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画されたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。