熊本空港に国際貨物の荷さばきや積み下ろしする「貨物上屋」建設へ…半導体関連の輸出入需要などに対応
熊本空港(熊本県益城町)を運営する熊本国際空港は、国際貨物の荷さばきや積み下ろしなどを行う「貨物上屋」の建設を始めたと発表した。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出で高まる半導体関連の輸出入需要などに対応する。2025年4月末頃の完成を目指す。 【写真】熊本空港
17日に着工した。空港内の敷地に、平屋建て約1500平方メートルを整備する。貨物の一時保管や通関手続きで活用し、国際貨物の取り扱い体制を強化する。デンマークの物流大手「DSV」に貸す予定だ。事業費は約2億7900万円で、うち5000万円を熊本県が補助する。
熊本空港では、全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスや日本航空などが23年から国際貨物の取り扱いを始めており、貨物スペースの不足が指摘されていた。