「ピンク」はおしゃれの可能性を広げる色。「パンツ」で「シャツ」で、大人はどう着る？
モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。今週、スタイリスト福田麻琴さんが選んだのは「ピンク」です。可愛い色というイメージがあるピンクを大人が着るとしたら? 早速、解説してもらいましょう。 大人は「ピンク」をどう着る? スタイリスト提案の「全身コーデ」を写真でチェック!
カジュアルに着る「ピンク」。軽やかなヘアスタイル、スパイスになるアクセでメリハリをつけて
麻琴:色の持つ空気感もあって「ピンク」は可愛い色というイメージがあるじゃない? トゥーマッチにならないように、とかいろいろ考えちゃって、着るのが難しい色って感じるときがあると思うんだ。 はまじ:それはあるかもしれないね。その時期を越えると、もうどんな色でも、色に自分が近づくんじゃなくて、色を自分に近づけて着られるようになるんだけどね。 麻琴:それもその通りだと思う! なんでこんな話をしたかというと、髪を切って、すっきりシャープな印象になったことで、ピンクがより似合うし、着やすくなったんじゃないかなと。前にも話したけれど、服×髪型のコーディネートって重要じゃない? はまじ:それはあるよね。撮影をしていてもよく思うよ。髪を下ろすことで華やかさを足しているんだな、とか、きりっとまとめることで髪の黒の分量を減らして軽やかに見せているんだな、とか。 麻琴:だから、ピンクのカジュアルなパンツには、潔くフェイスラインを出した軽やかで溌剌としたハーフアップが合うんだよね。コーディネートでいえば、ピンクが柔らかな印象がある分、インパクトのある大振りなイヤリングやネックレス、サングラスといった小物をスパイスにしました。パンツ自体も、光沢感のある素材だから、メリハリが出てきりっとするんだよね。
トラッドに着る「ピンク」。ストライプシャツ×デニムだけど、足元は「華奢なサンダル」が大人スタイル
麻琴:上のパンツよりも淡いピンクと白でコーディネートしたスタイル。ストライプのシャツにデニムで、どこかトラッドな雰囲気もあるピンクです。 はまじ:淡いピンクに白って、言葉だけ聞くとかなり甘いスタイルをイメージするけれど、シャツにデニムだと、柔らかさはあるけれど甘さ控えめ。眼鏡をプラスすることでトラッドな雰囲気がより伝わってくるね。 麻琴:ただ、靴もバッグもすべてトラッドにしてしまうと、季節的にもぬけがなくなってしまうので、レザーのバッグなら足元は華奢なサンダル。こう着ると、ピンクは「甘い」「可愛い」だけじゃない色だなって気がしない? 色の持つイメージはもちろんあるけど、服に関していえば、合わせ方でもイメージは広げることができるんだ。 はまじ:本当だ! ピンクに限ったことじゃないのかもしれないけれど、第一印象のイメージだけじゃない着方ができると、どんどんおしゃれをするのが楽しくなるね。
今年の「ピンク」は色味もアイテムもバリエーション豊富!
麻琴:トレンドのペプラムトップス、鮮やかなピンクのワンピースなど、アイテムも色のトーンもバリエーションが豊富。淡いピンクには、上のはまじのコーディネートのように白や淡いブルーのデニムを合わせてトーンをまとめて着たり、濃いピンクには黒小物やシルバー小物でエッジを効かせたり。ぜひいろんな着こなしを楽しんでみて下さい。 撮影/田形千紘（人物）、相沢千冬（静物） スタイリング/福田麻琴 ヘア＆メイク/横谷百栄（FIX-UP） 構成・文/幸山梨奈
浜島 直子
