ECBウンシュ氏、インフレ見通しへのリスクは続くと警告
長期のインフレ期待が管理不能に陥る兆候はないため、「引き締めを過度に長く続けることのコストは、早過ぎる緩和のコストを上回ると思われる」と述べた。同氏は4月20日、ブルームバーグに対し、ECBは金利を2回引き下げる明確な根拠を持っているが、域内のインフレ圧力が不透明であるため、その後に何が起こるかを予測するのは難しいと発言していた。
ECB、2回利下げ後の予測は困難-ウンシュ・ベルギー中銀総裁
2%のインフレ目標の解釈については「ある程度の柔軟性」を容認するよう求めた。「これは、2021年終盤にインフレ予想が1.8%前後で推移していたときに量的緩和の拡大を決定したような過ちを避けるためだ」と述べた。
原題:ECB’s Wunsch Warns That Risks to Inflation Outlook Persist(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Mark Schroers