小さいミニがついに出た! 全幅1755mm、新型「エースマン」は元気で電気なクロスオーバーSUV【試乗レビュー】
ドライバーを楽しませるインテリア
さきにインテリアの話をしたが、スペースに余裕があるだけでなく、意匠がユニークで、居心地もよい。色づかいがおもしろくて、私の乗った車両は、基本はブルーで、そこにバーミリオンが挿し色のように使われていた。 色づかいだけでなく、車内の素材もじつによい。ダッシュボード全体はニットのような質感のファブリックに覆われ、ここもブルーにバーミリオン。しかも円形モニターを操作してドライブモードを切り替えると、それに応じて車内各所の照明の色も変わるという凝りかた。たのしい。 電気自動車では、充電など車内にいる時間が長めになる傾向があるので、過ごしている間を快適でたのしいものにしたい。ミニと、親ブランドのBMWは、このところ、さまざまなコンセプトを手がけている。そのひとつの成果が、エースマンかもしれない。少なくとも渋滞に巻き込まれても、行き詰まるような気分にはならなそうだ。
■SPECIFICATIONS
ミニ エースマン E|MINI ACEMAN SE ボディサイズ:全長4080×全幅1755×全高1515mm ホイールベース:2605mm 駆動方式:FWD 最高出力:160kW(218PS)/7000rpm 最大トルク:330Nm/50-4500rpm バッテリー:リチウムイオンバッテリー バッテリー総電力量:54.2kWh 一充電走行距離:414km(WLTCモード) 価格:556万円
文= 小川フミオ 写真= MINI