コロナ収束&マッチングアプリ疲れで令和に「合コン」が再熱中!
――合コンする相手の条件とかありますか? A男 条件は特にありません。 B子 私も条件は特にありません。強いて言うなら同世代の人くらいですかね。普段、交流がない人たちとお話をするのもすごく楽しいです。 ――会費は? A男 ひとり5000円くらいですが、男性が少し多めに出す場合が多いですね。 B子 男性がおごってくれる場合もありますし、多めに払ってくれる場合も、割り勘の場合もありますよ。 ――席順は? A男 本当は男女交互で座りたいんですが、最初は男女で分かれて横並びで座ります。 B子 そうですね。一列横並びで座ることが多いです。 ――どんな感じで合コンは進んでいくのでしょうか? B子 最初は自己紹介からです。あと、やはり出会いを求めて集まっているので、好きなタイプとかを話します。 ――ゲームとかはしない? A男 あまりやらないですね。それよりも話している時間のほうが多いです。 ――ボケ役とかツッコミ役とかの役割分担もない? A男 ないです。 ――では、気に入った異性がいたときのサインとかは? A男 特にありませんが、例えば、トイレに行ったときとかに、友人にラインとかで「C子ちゃんかわいいね」とかは送ります。 B子 あんまりないですね。合コンが終わってから「どうだった?」みたいな連絡を取り合うことはありますが、合コン中はないです。 A男 基本的に合コンが終わってから全員のライングループをつくって「今日はありがとうございました」と送り合うんです。その後、気になった異性を個別に誘うという流れです。 * * * 前出の田中氏が、今と昔の合コンの違いを説明する。 「昔は男性がゲームやイッキ飲みで盛り上げて、グイグイ女性に迫るパターンが多かったと思いますが、今はもっとおとなしくなっています。その日に〝お持ち帰り〟することはほとんどないでしょう。 また、いつでも写真や動画が撮れる時代なので、ハメを外して酔いつぶれたりすることも減ってきています。そもそも、お酒を飲む若者も少なくなっていますから」 マッチングアプリよりも安心して出会え、タイパがいい合コン。令和の時代に再燃しているのは、必然なのかもしれない。 取材・文/村上隆保 イラスト/はまちゃん 写真/PIXTA