【速報】「あとは覚悟」 解散か失職かの決断について斎藤兵庫県知事が答える
県議会で不信任決議案が可決された斎藤兵庫県知事が25日午前、記者の取材に応じ、今後の進退について「まだ完全に固まるには至っていない」と話しました。また記者から「完全に固まるファクターは何か」と問われ「重い決断なので、あとは覚悟」と答えました。 斎藤兵庫県知事は24日、ABCテレビの情報番組newsおかえりの生放送に出演し、横山アナウンサーと1対1のインタビュー形式で対談し、次のように答えています。 (Q.このタイミングでの出演は選挙に向けたアピールじゃないかという声も一部であるが?) 全くない。今回、不信任決議案が成立して、メディアから出演依頼をいただいた。これはメディアの皆さんも含めて「斎藤知事の思いや考えを聞きたい」というようなことだった。私も大変ありがたい機会だったため、ぜひ出演したいと。これは選挙の目的ではなく、自分の思いをできるだけ自分なりに伝えたいと思い、出させていただいています。 (Q.連日の報道で反論したいような部分はあるか?) アンケートの結果が出たときに、例えば私がエレベーターのボタンを押さなかったことで激怒したとか、浴衣の祭りで公民館に立ち寄った際に激怒したとか、私自身としては事実ではないことが、そうであるかのように流れてることを見たときに、自分の言動が良くなかった面もあるかもしれないが、伝わってないと感じた。
(Q.辞職か議会の解散か、「固まってきている」というが、発表には至っていない。まだ、結論がまとまりきっていないのか、それとも発表の適切なタイミングを探っているのか?) 自分の中で結論が定まりきっていないということ。私自身にとっても県政にとっても大事な局面。私自身が力不足で本当に申し訳ないと思っているが、改革をしっかり進めていきたいという思いもあり、自分自身がどのように判断するのかということを、この瞬間も考えているというところ。 (Q.知事が任期を全うするためには、知事選が行われたときに再出馬をしないと続けられない状況になっているが、今後、知事選が行われる場合は再出馬をするか?) 自分自身が改革をしていきたいという強い思いはある。不信任決議案が出て、3連休も本当にいろいろ考えて、自分自身の中で最終的にどうするか本当に重い判断で、日々苦しい中で考えているというところ。 (Q.知事には議会を解散するという選択肢もある。ただ、知事と議会で政策がかみ合わないため県民に信を問うのが、本来の解散の意義のはず。今回は知事自身の資質が問われていることから、解散の理由や解散の大義がないのでは?) 不信任決議が可決された場合は、法律に基づいていろいろな選択肢がある。そこは議会の方もすごく重い決断をされたと思う。私自身も選択肢の中で、どういったことをするのがいいのかということを決める。最後に記者会見でしっかり自分の思いを伝えさせていただきたい。