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　レアル・マドリードがスペイン代表FWホセル（34）のカタール移籍を手助けするため、買い取りオプションを行使する意向だという。スペイン紙アス電子版が25日に報じた。 　ホセルは今季、退団したエースのベンゼマの代わりとしてエスパニョールからの1年間の期限付き移籍で加入した。アンチェロッティ監督から与えられたスーパーサブとしての役割を全うし、欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦バイエルン・ミュンヘン戦では、途中出場から終盤に2ゴールを決めてチームの決勝進出に貢献。公式戦49試合に出場し、チームで3番目に多い18ゴールを記録した。 　ホセルはシーズンを通じてRマドリード残留希望を公言してきた。Rマドリードもその働きを高く評価し、150万ユーロ（約2億4750万円）の買い取りオプションを行使することを決断し、1年間の契約オファーを提示していた。 　しかし、ホセルは最終的にカタールのアル・ガラファにビッグオファーを受け、移籍を決断。年俸は今季Rマドリードで受けていた金額よりもはるかに多い約800万ユーロ（約13億2000万円）になるとのことだ。 　ここで問題となるのは、ホセルがエスパニョールに戻った後、カタール移籍が簡単に行くかどうかということ。Rマドリードはこの状況を受け、金銭的な利益を得ることなく、予定通り買い取りオプションを行使して、ホセルのカタール行きを手助けするつもりだという。すでにエスパニョールにその意思を伝えていると同紙は報じている。（高橋智行通信員）