【40代・50代からの断捨離】これは今の自分に必要?断捨離で大切なのは「自分軸」で考えることです/断捨離®トレーナー柳井尚子さんの片づけの言葉
ものを捨てようとする時、「高かったから」「人にもらったから」「まだ使えるから」など他人軸、モノ軸で判断していないだろうか? 今の自分に必要か、使いたいと思うかという「自分軸」で判断することが重要だと、断捨離トレーナーの柳井尚子さんは語る。
♦これは本当に「今の私」が好きなモノ、必要としているモノ? 大切なのは「自分軸」で考えること
「断捨離はモノを厳選し、手放す作業の連続。今の自分にとって不要・不適・不快なモノを取り除き、未来に連れていきたいモノだけを残していきます。その際大切なのは『私がどうしたいか』という『自分軸』で考えること。 『高かったから』『いただきものを捨てたらひんしゅくを買いそうだから』という世間の常識や他者の目といった『他人軸』、『まだ使えるから』という『モノ軸』で考えるのはやめにしましょう。 値段が安くても自分が好きなモノなら残して使えばいいですし、ブランド品やいただきものでも使いたいと思わなければ手放すのが断捨離です」
♦モノを手放せば、いらない思考も手放せる
「『〇〇なら~すべき』『よき妻・よき母・よき嫁は~してはいけない』『自分さえ我慢すれば』。このような考え方にとらわれている人はいませんか? 断捨離はモノを通して自分と向き合い、モノと自分との関係性を俯瞰して見る作業の連続です。その取捨選択のプロセスを繰り返すうちに、『私は自分のことを自分で決められるのだ』という自信が生まれ、いらない思考を手放せるように。 『私は〇〇が好き』『私が〇〇したい』と『私』を主語にすることで、自分にとって心地よい状況を作り出せるようになります」
♦ごきげんは周囲に伝染し、しかも家事もラクになる!
「断捨離でモノが少なくなると、家事にとられる時間やエネルギーが大幅に減少。物理的・精神的に余裕ができるため、イライラすることが少なくなります。 機嫌のよさは周囲に伝染するので、家庭の雰囲気が明るくなったり、家族仲がよくなったりといいことずくめ。と同時に、モノを整頓しやすい量に絞り込むと、出しやすく、しまいやすくなるため、家族も以前ほど散らかさず、自ら片づけるようになるといううれしい変化も起きます」