雇い主はどんな人?無茶ぶりも即座に対応?知られざる“執事”の仕事とは
■今までの印象深い雇い主
執事の決まり事は、「雇い主との恋愛禁止」「執事名を使用する」「香水やフレグランスは禁止」「靴下は必ず黒の膝丈を着用」「違法なこと、性的サービスは受け付けない」。ドラマなどの影響で恋愛のイメージがあるが、Bell氏は「スキンシップも基本は限られている。マッサージであれば可能だ」と補足した。 今までの印象深い雇い主については「お金持ちの方はなんでも依頼される」といい、「例えば、自宅の露天風呂に有馬温泉のお湯を運んできてほしい。大阪のお客様だったが、言われたらタンクとトラックを用意して、翌日にはドライバーと一緒に現地に行って汲んできた」。 さらに「渋滞だから今からヘリをチャーターをして!」といったものや、「映画『ターミネーター』ごっこをするから穴掘って!」といった依頼も。"ターミネーターごっこ”は4時間かけて穴を掘るも「おぼっちゃまは友達とSwitchをやっていた」と振り返った。 どんな依頼も断れないのか。Bell氏は「法に反することはできないが、そうでなければ我々はしっかりと対応させていただく」と答える。仕事のモチベーションについては、「(お客様に)尽くしたいというところが大事だ。お客様のために我々が存在する」。 そもそも執事の仕事に就いた理由は、「私の祖父は執事をやっていたが、あまり喋らなかった。祖父が亡くなったときに100年物の懐中時計を見つけて、きれいに磨かせていただいた。これを見つけたとき、自分もこういう仕事に就いて、祖父の遺志を継ぎたいと思ったからだ」と語った。 (『ABEMA Prime』より)
ABEMA TIMES編集部