PXGヘッド×デザインチューニングシャフト。「HS40前後のアベレージゴルファーにピッタリ!」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房の「飛ぶスペック」を週イチで紹介! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。
高いレベルで方向性と飛距離性を両立
連載17回目は滋賀県草津市にお店を構える「Field Golf」の中野寿男さんがおすすめする1本をご紹介。月に8回程度ラウンドしているという中野さんは、ハーフベスト31、ベストスコア68と言うかなりの実力者。ミナミ草津ゴルフガーデンという練習場内に工房を構えている「Field Golf」は、練習場を利用して実際に球筋をみながらフィッティングできることが強みだという。客層は50代前後が多く、HPを開設していないため口コミで来る顧客が大半だ。プロやトップアマにもクラブを組み立てているからこそ、細やかな要望やこだわりなどを汲み取ることが出来るのが秘訣だそう。ちなみに、店名の“Field” は中野の“野”から取っているそうだ。 フィッティングをするうえで大事なことを聞くと「道具でスウィングは変わるため、この瞬間の悩みではなく、変わっていくであろう先を見据えて組み立てています。ドライバーで球が上がりすぎる方に、あえてロフトが寝ているクラブを提案することもあります。交換してすぐ楽になるクラブではなく、将来的にスウィングの根本から改善できるようなクラブ作りが大事だと思っています」と顧客のゴルファー人生を考え、あえて逆の選択を提案することも。「たとえ良いスウィングをしていても合わないクラブではスコアが出ませんし、逆に良い道具を使っていてもスウィングが正しくないとうまく道具を活かすことが出来ません。オーバースペックは良くないですが、お客様のポテンシャルを引き出せるような重量帯、クラブを使うように勧めています」と、顧客に寄り添ったフィッティングが人気の秘訣なのかもしれない。
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