読売ジャイアンツ・若林楽人(C)産経新聞社

7月12日、プロ野球の公式戦6試合が行われた。 巨人[3-2]DeNA 中日[3-0]阪神 広島[4-3]ヤクルト 日本ハム[4-5]ソフトバンク 楽天[3-2]西武 ロッテ[1-0]オリックス 読売ジャイアンツが劇的サヨナラ勝ち。巨人は1点を追う8回、丸佳浩の8号ソロで試合を振り出しに戻すと、続く9回には若林楽人がサヨナラ打を放ち、逆転勝ちを収めた。横浜DeNAベイスターズは佐野恵太のタイムリーなどで一時はリードするも、リリーフ陣が粘り切れなかった。 中日ドラゴンズが快勝で連敗ストップ。中日は2回、高橋周平のタイムリーで先制すると、細川成也の10号2ランが飛び出しこの回3得点。投げては先発の髙橋宏斗が、8回3安打無失点、11奪三振の快投で6勝目を手にした。阪神タイガースは村上頌樹が好投も、打線が沈黙した。 広島東洋カープが接戦を制した。広島は3-3で迎えた5回、秋山翔吾の3号ソロが飛び出して勝ち越しに成功。投げては先発の床田寛樹が、6回4安打3失点と試合を作り、今季8勝目を挙げた。東京ヤクルトスワローズは先発の石川雅規が5回4失点と粘りの投球を見せるも、2敗目を喫した。 福岡ソフトバンクホークスが延長12回の熱戦を制した。ソフトバンクは1点を追う8回、栗原陵矢のタイムリーで同点に追いつく。3-3で迎えた延長12回には、近藤健介の2点タイムリーで勝負を決めた。北海道日本ハムファイターズは12回、淺間大基の1号ソロで1点差に詰め寄るも、あと一歩及ばなかった。 東北楽天ゴールデンイーグルスが接戦を制した。楽天は6回、小郷裕哉のタイムリーなどで2点を先制。7回に同点とされるも、直後に浅村栄斗の7号ソロが飛び出し、これが決勝点となった。投げては先発の早川隆久が、7回5安打2失点の力投で6勝目。埼玉西武ライオンズは武内夏暉が7回6安打3失点と好投も、プロ初黒星を喫した。 千葉ロッテマリーンズが投手戦を制した。ロッテは4回、髙部瑛斗のタイムリー内野安打で1点を先制。この1点を投手陣が守り抜いた。先発の小島和哉が7回を無失点に抑えると、8回を鈴木昭汰、9回を益田直也が抑えて完封リレーを完成させた。オリックス・バファローズは先発の曽谷龍平が好投も、打線が8安打無得点と繋がりを欠いた。