ナビ・ケイタ、練習参加停止処分でシーズン実質終了…ブレーメンがメンバー入り拒否に反応「チームを見捨てた」
ブレーメンは16日、ギニア代表MFナビ・ケイタに今シーズン終了までのチーム練習参加停止処分などを科したことを発表した。 ケイタは前節レヴァークーゼン戦で先発起用されないことを知り、遠征メンバー入りを拒否。オーレ・ヴェルナー監督は先日ドイツ紙『ビルト』でその振る舞いを批判し、「彼がやったことはチームスポーツでは考えられないことだ」と怒りを露わにしていた。 そして、クラブは公式ウェブサイトでケイタへの処分を発表。今シーズン終了までのチーム練習参加停止、トップチームのロッカールーム出入り禁止、さらに多額の罰金処分を科したことを伝えた。 クラブのプロサッカー部門チーフを務めるクレメンス・フリッツ氏は「クラブとしてはナビの振る舞いは許せるものではない」とコメント。「この行為によって彼は競技面、チーム事情の面で緊迫した状況の中、チームを見捨て、チームよりも自分を優先した。それは我々にとって、許せるものではない。シーズンのこの段階では、完全に残り試合に集中する団結したチームが必要だ。そのため、この措置以外に選択肢はなかった」と説明している。 リヴァプールとの契約が満了した現在29歳のケイタは昨夏に2026年までの契約でブレーメン入り。負傷離脱やアフリカネイションズカップ出場で、クラブでは公式戦5試合の途中出場にとどまっていた。 なおここ7試合は勝ちなし(2分け)のブレーメンは現在勝ち点31で12位に位置。2部との入れ替えプレーオフに回る16位(マインツ)との勝ち点差は「5」となっている。