習志野市長 パイプオルガン再設置表明
チバテレ(千葉テレビ放送)
10月31日で終了したパイプオルガンのクラウドファンディングの結果を受け、千葉県習志野市の宮本泰介市長は11月1日、新たに整備する文化ホールにパイプオルガンを再び設置する方針を表明しました。 習志野市は10月、ふるさと納税型のクラウドファンディングで6000万円の目標金額を設定し、目標額に到達したら、JR津田沼駅前の再開発に伴う新しい文化ホールにパイプオルガンを再び設置するとしていました。 クラウドファンディングは10月31日の午後12時に終了し、市内外の5647人から目標額を大きく上回る8700万円近くの支援金が寄せられました。 この中には、企業・団体からの寄付もあったということです。 11月1日、記者団の取材に応じた宮本市長は、「関心を寄せて支援して頂いた方々に心から感謝します」と述べ、2031年に完成予定の新たな文化ホールにパイプオルガンを再び設置する方針を表明しました。 習志野市 宮本泰介 市長 「今回のCFは支援金が目標に達すれば再設置ということだったので、その方向性は変わらない。目標額設定の根拠には物価高騰も含まれている、万が一(想定を)超えても再設置する方針で動く」 パイプオルガンは、1978年に開館したJR津田沼駅前の習志野文化ホールに、公共ホールとしては日本で初めて設置され、コンサートなどで利用されてきました。 老朽化している文化ホールは、駅前の再開発に伴い新しく整備されますが、新しい文化ホールにパイプオルガンを再設置するかどうかは、多額の費用が必要となるため、市民の賛否が割れていました。
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