厚生年金「月額30万円以上」の高額受給者になるには現役時代の年収はいくら必要？
年収を上げる以外に年金を増やす方法はある？
本記事では、厚生年金「月額30万円以上」を受け取っている人の割合について紹介していきました。 厚生年金に加入している場合、年収が高く、加入期間が長いほど将来の受給額は増加します。 たとえば、40年間厚生年金に加入し、年収が約1269万円であれば、老後に月額30万円以上の年金を受け取ることが可能です。 ただし、この条件は数年間だけ年収が1269万円であれば良いわけではなく、40年間継続して維持する必要があり、あまり現実的ではないといえます。 年金を増やす手段は、年収を上げる以外にも「繰下げ受給」や「全国国民年金基金」など、国が実施している制度がいくつか存在します。 こうした制度をうまく利用し、老後に受け取る年金額を増やす検討をしてみることをおすすめします。
参考資料
・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・日本年金機構「は行 報酬比例部分」
和田 直子
