「子どもの火種燃やしたい」デザイナー丸山敬太が母校でプロジェクト
正解はひとつじゃないこと知って――。ブランド「ケイタマルヤマ」を手がけるデザイナーの丸山敬太が、東京・原宿にある母校、渋谷区立神宮前小学校の子どもたちと共同デザインプロジェクトを始めた。ものづくりを通して自身の経験を伝え、「子どもたちの奥底にある火種を燃やしたい」と意欲をみせる。 【写真】初回の授業では丸山が服ができるまでの過程を説明した ブランド設立30周年を記念した企画「丸山百景」の一環。地元の企業とファッションに関する取り組みを進めるなか、「未来につながる仕事をしたい」と、同校にもコラボを持ちかけた。デザインの力を体感してもらう狙いだ。 探究学習を行う「総合」の授業を利用して、小学5年生約60人とオリジナルのTシャツをつくる。「彼らが持っている発想力は、きっと大人になった僕に足りないもの。僕の経験は教えるから、君たちからもちょうだいね、という気持ちで、混ざり合いながら進めていきたい」と丸山は話す。
朝日新聞社
