乗客家族のため「洋上慰霊」を…寄付呼びかけ 知床観光船沈没事故の捜索ボランティアら関係者が企画 寄付金は船のチャーター代などに 北海道 知床
UHB 北海道文化放送
知床観光船沈没事故で、発生当時から捜索を続けてきたボランティアが、乗客家族のために「洋上慰霊」を計画し、実現のため寄付を募っています。 YouTubeに動画を公開し、寄付を募っているのは、知床観光船沈没事故の捜索ボランティアら関係者です。 2025年7月に、乗客の家族のために観光船をチャーターして洋上慰霊を行おうと計画しています。
洋上慰霊を企画した理由
これまで行方不明者の捜索を10回以上実施してきた桜井憲二さんは、乗客家族が人目を避け、観光船に乗って事故海域に訪れていることを知り、今回の洋上慰霊を企画しました。 「(観光船だと)楽しみに来ている人の目もあるから、(洋上慰霊が)満足な形でできてないんですよね。費用の面で来られない人もいるので、なんとかしてあげたいと思った」(桜井憲二さん) 寄付の締め切り日は設けておらず、寄付金は乗客家族の交通費や船のチャーター代などにあてられるということです。
UHB 北海道文化放送
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