【浦和レッズが川崎戦で露わにした課題と反転の光(1)】痛恨の2失点目で、西川・石原・大久保の3選手は何を考えていたのか。どうすべきか、即座に行われた修正のための話し合い
川崎フロンターレに1-3で敗れ、4度目の挑戦でまたもや今シーズン初の連勝を逃した直後。敵地Uvanceとどろきスタジアムのロッカールームで、浦和レッズの守護神・西川周作はDF石原広教、FW大久保智明と話し合いの場を持った。 ■【動画】西川周作、大久保智明、石原広教が振り返った「浦和レッズの痛恨の2失点目」■ テーマは同点で迎えた49分のシーン。川崎のセンターバック、佐々木旭にハーフウェイライン付近からドリブル突破を許し、対面の石原も、追う大久保も対応できないまま勝ち越し弾を叩き込まれるまでの経緯を確認した。西川が振り返る。 「ヒロ(石原)によれば、外にいたマルシーニョがちょっと気になった、と。そこで何ができたのかを考えると、ヒロが(佐々木へ)行って中を締めて、パスを出されたとしても角度はマルシーニョに対してなくなるので、そこで勝負をしようという話をしました。今後へ向けてこの失点を無駄にしないようにしていきたい」 川崎の決勝点は浦和の波状攻撃をしのいだ佐々木の縦へのクリアを、センターサークル内でFWバフェティンビ・ゴミスが収めた場面から始まった。 DFアレクサンダー・ショルツを背負いながら、ゴミスが巧みにボールをキープする間に駆け上がってきた佐々木へ、MF橘田健人を経由したパスが入った。
■「まずは僕が追いつかなきゃいけなかった」
佐々木の対面にいた右サイドバックの石原は、自身から見て右側にフリーでいた快足ドリブラー、FWマルシーニョに気を取られすぎたと悔やんだ。 「1対2の状況を作られたなかで自分がゴールの幅に立って、相手のシュートコースに入りながら、ボールを外に出させる対応ができればよかった。ただ、下がりながらの対応だったので、自分たちのゴールの位置も曖昧になっていたので」 佐々木とマルシーニョを同時に視認していた石原には味方の位置が見えず、声がけもできなかった。ならば、佐々木を追走していた大久保はどうだったのか。 「相手のカウンター気味になった状況で、まずは僕が追いつかなきゃいけなかった。ああいった場面では連係というか、声がけがひとつ足りなかったと思うんですけど、それが勝負を左右するプレーになった。次はないようにしたい」 マルシーニョを警戒する石原の逆を突いて、佐々木はドリブルのコースを内側に変えた。ノーマークの状態から放たれたシュートに懸命に反応し、右手を伸ばした西川だったが、強烈な一撃はその指先をかすめてゴール上へ突き刺さった。
■反転へ向けた希望の灯
「今シーズンのリーグ戦でまだ連勝がない状況にもどかしさがあるし、今日も勝ち点を取れなかった、というところをしっかりと受け止めながら、すぐにホームでの試合があるので、ファン・サポーターの方と一緒に戦っていきたい」 こう語った西川は、白星をあげた次節で1分け3敗と波に乗れず、試合後には敵地へ駆けつけたファン・サポーターからブーイングを浴びた状況にも努めて前を向いた。失点場面をすぐに反省したのも、悔しさを糧にする決意の表れだった。 もっとも、黒星を喫しながらも、反転へ向けた希望の灯がはっきりと見えていた。 (取材・文/藤江直人) (後編へ続く)
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