【しらさぎ賞】ツーシャドーが重賞初制覇 1番人気のジゼルは3着
和田譲騎乗で2番人気のツーシャドーが重賞初制覇を飾った。道中は3番手のインを追走。逃げるボヌールバローズを直線半ばで捕らえると、内ラチ沿いを伸びたサダムスキャットに2馬身差をつけた。タイム1分27秒2(良)。管理する小沢宏次調教師は重賞2勝目で、南関重賞は初制覇。無敗の11連勝で臨んだ1番人気のジゼルは直線で鋭く伸びたが、2着からアタマ差の3着に敗れた。 ■ツーシャドー 父ダノンレジェンド、母ブラックショコラ、母の父サウスヴィグラス。鹿毛の牝5歳。浦和・小沢宏次厩舎所属。北海道浦河町・バンブー牧場の生産馬で、馬主は(有)バンブー牧場。戦績17戦10勝。獲得賞金3985万円。重賞は初制覇。しらさぎ賞は小沢宏次調教師、和田譲治騎手ともに初勝利。 ◆和田譲騎手(ツーシャドー1着)「道中は砂をかぶって嫌がっていたけど、3、4コーナーでハミを取ってくれた。スピードがあるし、力もある」 ◆小沢宏調教師(同)「メンコを外したことで行きっぷりが良かった。地元の重賞を勝つのが夢だったし、母馬も管理していたので思い入れのある馬。本当にうれしい」 ◆笠野雄騎手(サダムスキャット2着)「1コーナーで少しゴチャついたけど、やりたい競馬はできた。勝たせたかった」 ◆森泰斗騎手(ジゼル3着)「連続で使ったことがなかったからか、外にモタれていた」 ◆吉原寛騎手(ボヌールバローズ4着)「リズム良く行けて、自分の競馬ができたけど、最後は息が上がってしまった」 ◆笹川翼騎手(ジュネス5着)「スタートで滑ってしまった。もう一歩前で競馬ができれば違った」