避難生活と断水はまだ続く… 能登半島地震3か月被災地住民の実感は
能登半島地震から3か月、石川県内の被災地では復旧への取り組みが少しずつ進んでいますが、避難生活は続き、断水は解消されていないところも多く残っています。 3か月がたっての奥能登に暮らす人たちの思いです。 穴水町民 「亡くなった人もいて、自分たちが助かったのがなんか気の毒で、いつも頭を下げる癖がある」「この町の状況に驚かなくなった」 輪島市民 「2か月半金沢に避難していた。帰ってきたけど掃除が待っていた」 3月29日の時点で244人が犠牲になった能登半島地震ですが、輪島市ではいまだに3人の安否がわかっていません。 一方で、住宅への被害は県内全体で7万5441棟です。 ライフラインでは断水の影響がいまだに大きく、珠洲市と輪島市を中心に依然としておよそ7860戸で解消されていません。 珠洲市民 「まだ水が来ていない。今一番水がほしい。洗濯もしなきゃいけないし」 「水道がまだ来ていないので、道路と水道を何とかしてほしい」 また、大きく改善されていないのが被災者の住むところをめぐる問題です。住民の避難は続いていて、3カ月たっても8109人が避難所で生活をしています。 復旧への道のりはまだ始まったばかりです。 珠洲市民 「畑に出たり、もうじきチューリップも咲くしそんなんで元気出してる。もうちょっとだからもうちょっと…これから良くなっていくと思うので」
北陸放送