まさに黎明期を迎えた「洋上風力発電」で活躍する22銘柄
日本の洋上風力発電が夜明けを迎えている(イメージ写真:Oceanarrow6 / PIXTA)
日本における大規模な洋上風力発電が黎明期を迎えている。 丸紅(8002)は2022年12月22日、秋田県の能代港(能代市)に開設した洋上風力発電所で商業運転を開始した。風車は20基で、大型の風車を複数基運用する大型洋上風力発電としては日本初となる。これに続き、同社は1月31日に秋田港(秋田市)にも同様の大型施設(13基)を稼働させた。 これらの発電所は丸紅を筆頭株主として大林組(1802)、東北電力(9506)、コスモエネルギーホールディングス(5021)傘下のコスモエコパワー、関西電力(9503)などが参画する特別目的会社、秋田洋上風力発電が運営を担う。 能代港、秋田港合わせた総事業費は約1000億円、発電容量は約14万キロワット。約13万世帯の一般家庭の電力をまかなうという。風車の海面から羽根の先までの高さは約150メートルという、着床式の洋上風力だ。2020年2月の事業化決定以降建設を進めてきたが、ほぼ当初計画通りの運転開始となった。
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野津 滋