センバツ2023 彦根総合 「まずは一勝届ける」 清凉寺で必勝祈願 /滋賀
センバツに出場する彦根総合の部員たちは23日、井伊家の菩提(ぼだい)寺として知られる彦根市の清凉寺を訪れ、甲子園での必勝を祈願した。 同寺には、彦根総合の礎を築いた松本幸平前理事長の墓もある。部員ら約60人が墓前で手を合わせ、「甲子園初出場」を報告し、活躍を誓った。 同寺の村瀬行寛住職(35)は「井伊直弼が広めた有名な言葉に『一期一会』がある。勝利はもちろん大事だが、今この仲間と野球ができることの幸せや支えてくれる人を大事に試合に臨んでほしい」と話した。 上田大地主将(2年)は「『勝つぞ』と思いながら祈った。応援してくれる方々にまずは一勝を届けたい」と意気込む。【飯塚りりん】