スティーブ・ジョブズも愛用していた「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」の揺るぎない定番サンダル
BIRKENSTOCKを代表する定番中の定番「ARIZONA(アリゾナ)」
1968年、BIRKENSTOCKの最初のフットベッドサンダルが米国に進出する。そして1973年、コンラッド・ビルケンシュトックの孫にあたる「カール・ビルケンシュトック」氏が「ARIZONA(アリゾナ)」を製作する。太い2本のベルトが甲を覆うタイプで自由にフィット感を調節できるこのサンダルは、米国でユースカルチャーの象徴となる。 1970年代以降、アップル社の共同創業者である「スティーブ・ジョブズ」氏もこのツーストラップサンダルを愛用していたという。このARIZONAはその後、何十年にもわたり、世代や性別を問わず世界中を魅了する1足となる。
今年発売60周年を迎える「Zürich(チューリッヒ)」
BIRKENSTOCKの歴史を感じられるアイテムとしてもうひとつ外せないアイテムがある。フットベッドサンダルで2番目に製作されたモデル「Zürich(チューリッヒ)」だ。 Zürichは今年発売60周年を迎えるほど歴史ある1足で、シューズの安定感とサンダルの軽やかさを兼ね備えた、男性、女性問わず人気のアイテムだ。 ぴったりと足にフィットする柔らかいスエードレザーのアッパーが特徴的だ。このアイテムもBIRKENSTOCKにとって非常にアイコニックなモデルとなっている。
現代の定番モデル「KYOTO(キョウト)」
ここまで歴史ある定番アイテムを見てきたところで、2020年に発売された新たな定番アイテム「KYOTO(キョウト)」を紹介したい。 BIRKENSTOCKの商品には都市の名前が付く。このモデルには日本の京都の名前が付いていて、着物の襟合わせからインスピレーションを得たデザインになっている。 自由にフィット感を調節できる面ファスナーが付き、足を優しく包み込み安定したホールド感があるアッパーになっている。素材は柔らかいベロアレザーと上質なヌバックレザーを使用している。 BIRKENSTOCKのこれからの歴史を作っていくアイテムのひとつとしてラインナップされている。
こだわり続けるMade in Germany
BIRKENSTOCKはフットベッドの発明者であり、“自然な歩行”(Naturgewolltes Gehen)という原則を世に示してきた。すべてのフットベッドはドイツで生産しており、素材や部品の90%以上をヨーロッパ圏内で調達し、製品の95%以上をドイツで製造している。 ヘッドクォーターをドイツのリンツ・アム・ラインに構え、日本、米国をはじめとした16カ国に営業拠点を設け世界的に展開している。 足の健康を考え続けたBIRKENSTOCKの歴史を紹介しながら、この春夏に選ぶべき3アイテムをピックアップさせてもらったが、名品揃いのラインナップをぜひ詳しくチェックしてみてはいかがだろうか。