楽しむ笑顔も“ポーカーフェイス”ダーツプロとの二刀流・まよんぬ、プレー中に酒を飲む理由「攻めるプレーヤーになれる」
新たなポーカーファンの発掘、ポーカー界の発展を目指し、盛況に終わった国内外の女性ポーカープレーヤーが集う第1回「ABEMA Queen Of Poker(AQOP)」。8選手が思考を巡らせ、時にトークも交えながら相手の様子を探り、駆け引きを展開する様子が、これまでポーカーにあまり接点がなかった者にも広まった。この第1回大会に、スケジュールの都合上、出場できなかったのがダーツのプロでもある、まよんぬだ。「海外でポーカーで生活されている方、インフルエンサーの方など、エンタメ要素を持っている方も多かったので、番組として見応えがあった」ところに、今回は自分も参加する。見ている者もハラハラドキドキさせるプレーを目指すまよんぬが、視聴者の心も射抜く。 【映像】ニコニコ笑顔が際立つダーツ&ポーカー美女“まよんぬ” 第1回大会は、まよんぬの目には新鮮に映った。国内で女性がポーカーをする番組といえば、タレント活動する女性が「ポーカーに挑戦してみた」というような、ライトなものが多かったと感じていたからだ。 まよんぬ 以前も女子の大会はあったんですが、事務所に所属されているタレントの女の子が「今ポーカーが注目されているから、やってみた」という感じで、ガチで戦うものが少なかったイメージでした。ただこの大会は、海外でポーカーで生活したり、ポーカーインフルエンサーだったり、その他の方もしっかりとポーカーを勉強されている方ばかり」と、より競技としてのポーカーを見せるという作りになっている点が気に入っていた。 ダーツプロでもありながら、ポーカープレーヤーとして海外にも行くまよんぬだが、ポーカーを始めたきっかけはダーツ仲間の誘いを受けたことだ。 まよんぬ ダーツのプロを辞めて、ポーカーで生活していくという人がいたんですよ。その人が「そんなに好きなら、じゃあやってみよう」と、アプリで始めました。最初はあまりおもしろさがわからなくてフワフワしていたんですが、ダーツバーを経営していた時に、バイトの女の子が掛け持ちでディーラーを始めたんです。その子のところに遊びにいったら、めちゃくちゃハマりまして(笑)。ダーツにハマった時と同じくらいの深さでズブっとハマりましたね。私がダーツにハマったのが19歳で、夜遅くまでやっていたんですが、ポーカーも「まだ帰りたくないっ!」とテーブルの端にしがみついていて、眠い目をこすりながらプレーしていました。普通ならコールしたら負けちゃって、チップがなくなっちゃうようなところでも、相手のハンドが見たくて一生懸命コールして、負けてもずっと勉強している感じでした。 ダーツとポーカー、共通点についてはよく聞かれるが、本人の結論はきっぱり「全然似ていない」という。 まよんぬ ダーツは日々積み重ねてきた練習の結果を試合で発揮するもので、ラッキーがほとんどない競技。ポーカーの場合は、日々の勉強、成長できる部分、自分を磨ける部分もあるけれど、どうしても運が絡んでくる。その「ラッキーできる」のが面白いです。あとはプレーに関してセオリーみたいなものはあるけれど、それが正解じゃなかったり、やったことがない相手に対して、どう自分が対応するかを考えるのが楽しいんです。ポットが取れればいいわけでもなく、1回そのポットを落としても、その後でもっと勝てるようにするとか、いろいろな駆け引きが楽しめる部分が楽しいです。ダーツは1人でもできるけど、ポーカーは絶対に相手がいないと成立しない。お金持ちもいれば、若い人、おじいちゃんもいる。いろいろな人が同じテーブルで戦えるのが楽しいですね。 カジノゲームであるポーカーだが、酒を飲みながらプレーする人も少なくない。競技として考えれば珍しいが、まよんぬにとっては、強気なプレーが必要な場面としては、重要なアイテムになるらしい。 まよんぬ 私はダーツの時もポーカーの時もお酒を飲むんですが、飲んで仕上がっている時は、結構攻めるプレーヤーだと思います。ポーカーだと緊張してコール止めをしてしまうことが多くなるんです。ただお酒を飲んでいる時は、ここは行かなきゃいけないところで行けたり、スリーベットができたり、勝てるか負けるかわからないところで、ちゃんと堪えることができるので、飲んでいた方がいいんです。それから本気というか、プロに見られないこと、上手いと思われないことも大事だなと思っていて、お酒を飲んでいて楽しんでいるから『どうせこいつ、上手くないだろう』と思われたいから飲んでいる節もありますね。 世間一般で言われる「ポーカーフェイス」は、喜怒哀楽を表に出さず、感情を悟られないということをイメージされるが、実際のポーカープレーヤーからすれば、笑おうが怒ろうが、その戦いが自分に有利に進めばいい。まよんぬからすれば、酒を飲んでご機嫌にして、相手に油断してもらうことの方が、よほど「ポーカーフェイス」だ。とはいえ、演技で楽しそうにするのではなく、本心から楽しむことを大事にしている。 まよんぬ やっぱりせっかくいろいろな人と同じテーブルを囲んでいるんだから、楽しみながらやっていなきゃいけないと思うんです。カジノでも、ガチで来ているプロももちろんいるけれど、ほとんどの人はレクリエーション。楽しみの一環としてカジノに来てポーカーをしていると思うので、あくまで楽しむ気持ちを忘れない、前面に出していきたいです。そうすると言葉がなくても伝わるし、会話も広がるんで、そういう意味でもお酒は飲んでいますね。 飲むほどに冴えて楽しくなるというまよんぬ。プレー中は主にビールを飲むそうだが、大会で活躍した後に飲む勝利の美酒には、何を選ぶか。 ◆ABEMA Queen Of Poker(AQOP) 女性8人が「ポーカークイーン」の座を競い合うABEMAオリジナルのトーナメント。予選ステージを3試合で競い、ポイント上位6人がFINALステージへ進出する。 (ABEMA/「ABEMA Queen Of Poker」より)
ABEMA TIMES編集部