任期満了に伴う鹿児島県知事選挙 4人目が名乗り「川内原発の稼働停止を」
鹿児島放送
鹿児島県政の舵取り役を担う県知事選挙の告示まで1週間を切りました。3つ巴の構図から一転、新たに4人目が名乗りを挙げました。 立候補を表明した住職の神宮司龍峰さんは錦江町出身の70歳です。 間もなく40年の運転期限を迎える川内原発の稼働停止と廃炉のほか、憲法9条を守るために西之表市の馬毛島で進められている自衛隊基地整備の中止などを訴えています。 県の新総合体育館の整備には反対の立場で、313億円の事業費は経済活性化のために使うべきだと主張しています。 ■立候補を表明 神宮司龍峰・氏■ 「鹿児島県民の暮らしを守る、鹿児島県民の命を守る、鹿児島県民の福祉を充実させる。これが私はとても大事なことであると考えております」 県知事選挙にはこのほか、▼現職で2期目を目指す塩田康一さん(58)▼新人で前自民県議の米丸麻希子さん(49)▼新人で市民団体共同代表の樋之口里花さん(52)の3人がいずれも無所属で立候補を予定しています。 なお、県医師連盟は14日、塩田さんへの推薦を正式に取り下げたことを明らかにしました。県医師連盟は4月に塩田さんと政策協定を結び、推薦することを決めていましたが、今月7日になって「協定内容に齟齬が生じた」などとして、推薦をいったん取り下げていました。今後の方針は検討中としています。