元フランス代表FWゴミスが現役引退を発表。最後のクラブは川崎Fに「日本でのすばらしい経験を最後に引退することを決意しました」
ダービーマッチで引退を発表
元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスが現役を引退することを発表した。 ゴミスはフランス出身の39歳。サンテティエンヌでトップチームのキャリアをスタートさせ、2009年夏にはリヨンへ完全移籍加入。リヨンでは計5シーズンにわたってプレーし、公式戦244試合の出場で95ゴールを挙げた。その後はスウォンジーやマルセイユでも活躍。2018年夏にはサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のアル・ヒラルへ完全移籍。2020-21シーズンにはSPLで30試合出場24ゴールを記録し、得点王を受賞した。アル・ヒラルでは約3年半の在籍で、公式戦通算154試合出場116ゴールを記録。2度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を筆頭に数々のトロフィーを掲げていた。 すると、昨夏に川崎フロンターレへ完全移籍で加入。しかし、2シーズンで24試合3ゴールにとどまり、9月には契約解除による退団が発表されていた。フリーの状態が続いていたが、『DAZN』での中継中に引退を発表した。 ゴミスはリヨンとサンテティエンヌのダービーマッチにゲストとして招待され、「発表したいことがある。引退を発表するために、この夜を最大限に利用したかった。今日は象徴的な日であり、僕の成長を見守り、すべてを与えてくれた2つのクラブの間にある特別な日だと思う」と引退を明らかにしている。 また、川崎Fの公式サイトを通じて「残念ながら約束した通りに(ルヴァンカップ決勝のために)日本に戻ることはできませんでしたが、日本でのすばらしい経験を最後に、私はサッカー選手として引退することを決意しました。この決断が私にとっても、私の家族にとってもベストな選択であると信じています。いつも私をサポートしていただき、ありがとうございました。あなたたちのことは私の心にいつまでも残り続けるでしょうし、きっとまた会える日が来ると思っています。心から愛しています。また会いましょう! ありがとうございました」とコメントを発表している。 なお、ゴミスはフランス代表でも12試合に出場し、3ゴールを記録。レ・ブルーでも足跡を残したストライカーがスパイクを脱いでいる。