AKB48 峯岸みなみ 「いつかは人気が落ちるという不安がある」
――“努力はかならず報われる”と? 峯岸 「SKE48」の研究生の松村(香織)が自分で動画を撮って、編集して、(Google+に動画を)上げ続けて、それがキッカケで少しずつ知名度があがって、今回の総選挙で「アンダーガールズ」のセンターになったり、選抜入りした須田(亜香里)ちゃんだったら、ファンの方の名前とか、プレゼントとか、頂いた手紙の内容とかを覚えて、握手会でファンの方が喜んでくださるような会話や対応をしたり。そういう地道に頑張っているメンバーにはかならず結果がついてくるんだ、って。松村は寝る間も惜しんで動画をやったりしているので。それほど変わったことじゃなくても、他人がやらないようなことを地道に続けていると結果に繋がるのは、AKB48グループのすごく良いところだと思います。 ――そうしたAKB48グループの現在や舞台裏を描いている今作だが、最後にメッセージをお願いします。 峯岸 AKB48グループと今までのアイドルとの大きな違いは、弱いところとか、キレイじゃないところとか、ある意味で見苦しい場面とかもさらけ出しているところだと思うんです。総選挙にしても、あそこまで泣きながらテレビで自分の気持ちをさらけ出すアイドルって、今までいなかったじゃないですか? そういうところにも共感して頂いたり、応援したいと思って頂けているところがAKB48グループの強みなんじゃないかな、と。総選挙のような大きなイベントだけでなく、本当に一日一日をメンバーみんながそれぞれ葛藤しながら懸命に生きていて、裏ではすごく戦っていて……。今回の映画にはそういうシーンがたくさん詰まっていますし、それはアイドルだけに限らず、どんな職業の方にも通じるところがあると思うので、AKB48グループのファンの方はもちろん、ちょっと苦手という方にも、ぜひ観て頂けたらうれしいです。 (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所) ■峯岸みなみ(みねぎし・みなみ) 1992年11月15日生まれ、東京都出身。B型。2005年10月に行われた「AKB48 オープニングメンバーオーディション」に合格し、同年12月に東京・秋葉原で行われたAKB48劇場のグランドオープン公演でデビュー。 「チームA」のメンバーと活動する一方で、08年9月に小嶋陽菜、高橋みなみと派生ユニット「ノースリーブス」を結成。09年の「第1回AKB48選抜総選挙」では16位、10年の「第2回AKB48選抜総選挙」では14位、11年の「第3回AKB48選抜総選挙」では15位、12年の「第4回AKB48選抜総選挙」では14位と選抜メンバー入りを果たし、ソロとしてもバラエティー番組やドラマなどで活躍する。13年2月に研究生に降格。同年8月の東京ドーム公演で正規メンバーへの昇格と「チーム4」のキャプテンへの就任が発表される。 ■公開情報 「DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?」 「波乱の大組閣」、「大島優子の卒業」、「過去2回の総選挙」という3大イベントを軸に13年から14年6月までのAKB48グループの1年半に密着し、その舞台裏に迫るドキュメンタリー作品。監督を務めるのは前作、前々作に続き、「AKB48」のミュージックビデオを多数手掛けてきた高橋栄樹氏で、膨大な記録映像のほか、高橋監督自らがカメラを回し、独自の視点でメンバーたちの成長や葛藤を浮き彫りにしていく。AKB48グループの総合プロデューサーを務める秋元康氏は「AKBは、常に問題を抱えている。みんなで知恵を絞って、問題を解決すると、また、新たな問題が起きる。その繰り返しが、AKBの歴史だ。進化するAKBを目撃してほしい」とコメントしている。 7月4日(金)より全国ロードショー 監督:高橋栄樹 企画:秋元康 配給:東宝映像事業部 (C)2014「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会