国の天然記念物 馬場大門のケヤキ並木守れ 東京・府中市が条例案
国の天然記念物になっている東京都府中市の「馬場大門のケヤキ並木」周辺での迷惑行為を防ごうと、市が条例案を開会中の６月議会に提出した。ケヤキ並木が天然記念物に指定されて100周年を迎える今年12月９日からの施行を目指している。 【写真】「ラグビーだけじゃない」東京・府中に硬式女子野球の地元チーム誕生 「府中市けやき並木を守り育てる条例案」。条例案では、ケヤキが植えられている石積みの中に立ち入ることを禁止したほか、火を使うこと、独占して長い間利用し、他の人の使用を妨げる行為を禁止。また、市長は迷惑行為をやめさせることができる、とされている。 ■酒飲み、ゴミ放置、市が危機感 並木周辺では、数年ほど前から、朝から酒を飲んで騒いだり、大声をあげたり、ゴミを放置したりする人がおり、市役所に多くの苦情が寄せられていた。「歴史と風格が失われる」と、市が危機感を抱いていた。
朝日新聞社
