Ｇ２初優勝へ向け準備万端で臨む西橋

◆Ｇ２第９回レディースオールスター５日目（１１日・ボートレース宮島） 　西橋奈未＝福井＝がインから押し切って優出一番乗りを決めた。強い向かい風でイン艇には厳しい条件の中、コンマ０９の踏み込みで１Ｍを先取り。「自分の持ち味が生かせるターン系がいい」と、２０１９年１０～１１月のオール女子以来となる当地を乗りこなしている。 　２４年後期適用勝率は６・９６。４期連続のＡ１級キープを決めている。「海水場が苦手だったけど、新ペラからエンジンを仕上げられて手応えがあります。最近は女子戦ばかりだったけど、ＳＧ（次節２１日からの多摩川オールスター）が控えてるのもあって、ターン系を磨きたいと思ってました。道中戦の競りとかも意識して２、３着であっても上へ上へと目指して走ってて、道中の抜きとかも自分なりの手応えを感じていた。ＳＧに向けても準備はできてきていると思います」と、成長著しい福井支部のホープは自信をみなぎらせた。 　昨年１１月の三国レディースチャレンジカップ以来、自身２度目のＧ２優勝戦に臨む。「いい足していると思うので、気象条件に合わせてゾーンに入れるだけ」と磨き上げたターン力で、まずはＧ２初タイトル奪取だ。