27日(木)は九州から東海で雨が降り、九州では非常に激しい雨が降って大雨となる所がありそうです。土砂災害などに警戒が必要です。関東南部は雲が多いですが、北陸や北日本は晴れる見込みです。

27日(木)朝の予想天気図

　27日(木)も梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州は大気の状態が非常に不安定になりそうです。26日(水)は特に九州南部に発達した雨雲がかかりましたが、九州南部に停滞している前線が27日(木)の朝にかけて対馬海峡まで北上するため、九州北部も大雨となる所がありそうです。

48時間予想降水量

　九州は北部、南部ともに断続的に激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。27日(木)の夕方までの24時間に予想される雨の量は多い所で九州北部で100ミリ、九州南部で150ミリ、その後28日(金)の夕方にかけての24時間に多い所で、九州北部で200ミリ、九州南部で150ミリとなっています。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

27日(木)の天気分布予報

　中国、四国、近畿も断続的に雨が降り、局地的に雨脚の強まる所がありそうです。東海も午後は雨の範囲が広がり、お帰りの時間帯は広く傘の出番になる見込みです。関東も南部は雲が広がりやすいでしょう。一方で関東北部や北陸、北日本は広い範囲で晴れて暑くなりそうです。

27日(木)の天気と予想気温

　最高気温は全国的に26～28℃前後の所が多く、雨や曇りの九州から関東は蒸し暑い体感になる所が多いでしょう。北陸や北日本は日差しが暑く、福島では真夏日が予想されています。沖縄と奄美も晴れて34℃くらいまで上がり、厳しい暑さが続く見込みです。各地とも熱中症に注意・警戒をしてお過ごしください。 （気象予報士・與猶茉穂）