【夏の甲子園】慶応9回4失点に監督「甲子園の魔物」 1塁スタンドの大応援団には「最高でした」【インタビュー全文】
◇第105回全国高等学校野球選手権記念大会2回戦 慶応(神奈川) 9-4 北陸(福井)【11日、甲子園球場】 【画像】7回無失点の好投を見せた、慶応の先発・小宅雅己選手 5年ぶりの出場となった神奈川県代表・慶応は、福井県代表・北陸を大量得点で下し、3回戦進出を決めました。 9回に4失点を喫した慶応。森林貴彦監督は試合後、「甲子園の魔物というか、アウェーというか、そういうものも感じられた」と話しました。 ▽以下、インタビュー全文 ――相手の追い上げもありながら、見事な勝利でした。 「これだけ先に点がとれるとは思っていなかったので、そのまま終わらないだろうなとは思っていました。最後、甲子園の魔物というか、アウェーというか、そういうものも感じられたので、良い経験ができたと思います。」 ――5回までに9得点と見事なバッテイング。 「相手に好投手が何人かいて、それぞれに準備をしてきたので、準備をしてきたものが発揮できたかなと思います」 ――北陸の先発・竹田選手にはどういう狙い? 「高めの球が多いので、高めの球をしっかり打とうと、低めに曲がる球はなかなか打ちづらいので、高めに目付けして打っていこうというイメージでした」 ――低めのライナー性の当たりが目立ったが? 「練習より良かったんじゃないですかね」 ――練習以上のことができる選手たちのバッティングをどのように評価する? 「成長しているんじゃないかなと思います。うちのチームはひとりひとりが、チームが日々成長していくことを大切にしているので、甲子園という舞台をいただいて、大観衆の中で応援されながら野球をやれるというのは、彼らはどんどん成長するんじゃないかなと思って、ベンチで見ていました」 ――慶応の先発・小宅選手、光った部分は? 「インコースのストレートを投げきれるというのが彼の特長なので、今日もそれを投げ切って、それによって他の変化球とか他のコースも生きてくる。彼の特長が出ていたと思います」 ――春の選抜からの小宅選手の成長について 「マウンド度胸が一つ良くなったところと、内外の制球も良くなった。球の威力も随分上がってきたので、頼もしく見ていました」 ――試合通してものすごい応援。ベンチからどのように見ていましたか? 「甲子園のベンチは味方の応援もよく聞こえるので、最高でした。多くの方に支えられて野球部の活動ができているので、少しでもその恩返しをということで選手と一緒に頑張ってきて、甲子園で勝って塾歌を皆さんと歌うということが、一つの恩返しになったかなと。まだまだだと思いますけど、少しは恩返しできたかなと思います」 ――次戦に向けて。 「日本一を目指してここまでやってきましたので、あと4勝するつもりで次の準備をしたいと思います」 次戦は8月15日(火)、広島県代表の広陵と対戦します。