メジャー無冠のショック!?上田桃子〝引退の真相〟吐露 今後は上戸彩が目標「すべてにプロフェッショナル…人生のロールモデル」
〝メジャー無冠ショック〟で身を引いた?! 女子ゴルフの上田桃子(38)である。前週大会後の3日に自身のインスタグラムで「一旦立ちどまる…」とツアーからの撤退を表明していた。今週開催の「伊藤園レディス」(千葉)のプロアマ戦が行われた7日、上田は会見に応じ、「これまで精いっぱいやってきたし、次の人生を考えたとき年齢的にも今かなって」と心境を口にした。 【表でみる】上田桃子の年度別の成績 〝桃子の撤退〟を決定的にするシーンがあったという。「今年の日本女子オープン(9月26~29日)が終わったくらいですかね。メジャーで優勝したいとずっと思っていた。で、『また勝てなかったなぁ~』って…。それかな」。ある意味上田にとって〝力尽きた〟シーンだったに違いない。 プロになって20年、国内ツアー17勝(米国ツアーメンバーでの1勝を含む)、2007年には賞金女王にもなった。翌08年から米ツアーにも挑戦。「苦労という苦労も知らずにできた時期…。アメリカではたくさん失敗して、経験して、けど、それから逃げずに自分を成長させてきた」という自負があった。 ところが、国内4大メジャー大会(ワールドレディス、日本女子プロ、日本女子オープン、ツアー選手権)とは無縁。今年の日本女子OPは、上田にとって〝メジャー60戦目〟の挑戦だったが、すべてはね返された。「メンタル的なものですかね。メンタルに〝隙があった〟」といつも気負い過ぎていた上田がいた。そして「人生は長いので。ゴルフだけが人生にならないように、ゴルフを生かす人生を送りたい」という〝撤退の決意〟となったのである。 今季残すは今週と、次週の「大王製紙エリエールレディス」の2戦。「勝ちに行きますよ」と。もし勝者なら、3週間後のメジャー大会(ツアー選手権)の出場権を得られる。そこで勝てば念願のメジャータイトル?! 「勝っても一線から退きます。引退じゃない。プロになったときから一生プロゴルファー。ええ、メンタル面は興味あるし勉強します」と笑う。 今後は? 08年CFで共演し親交のある女優の上戸彩(39)が目標だという。「仕事に真面目に取り組み、すべてにプロフェッショナル。人生のロールモデルです」と。とにかく真相を吐露し、さわやかな上田がいた。 (清水満)