【DeNA】「イチローの秘蔵っ子」超大物729億円メジャーリーガーが球団施設DOCK電撃訪問
超大物の電撃訪問に横須賀がざわついた。MLBマリナーズの主力でメジャーを代表するスター選手フリオ・ロドリゲス外野手(23)が17日、DeNAの球団施設DOCKをサプライズ訪問した。午前10時頃から私服姿で登場。和やかなムードで三浦監督らと談笑しながら施設を見学し、隣接した横須賀スタジアムでは野手陣の打撃練習にもじっくり熱視線を送った。 【写真】サプライズ訪問したフリオ・ロドリゲスと三浦監督 アニメ「NARUTO」の大ファンを公言しており、大の親日家。「イチローの秘蔵っ子」としても注目された。観光で来日しているこのタイミングで、DeNAの関係者と縁があり、訪問が実現。東京五輪では横浜スタジアムでプレーしており「そういう縁もあるのかなと。練習風景を見学して学びたかった。日本の野球は基礎に忠実。今日もみなさんのお話からたくさんのことを得られた」と前のめりだった。田代コーチにも不調時のチェックポイントなどを質問し、貪欲にヒントを求めた。 ロドリゲスは22年にデビューして28本塁打を放ち、新人王を獲得。同年には最大17年4億7000万ドル(約729億円)という異例の超大型契約を結んだ。そんなビッグスターにDeNAの選手たちも積極的に交流を図った。1歳下の森敬はオフの過ごし方や準備の方法を質問し「スケールが全然違う。レギュラーとして試合に出るのは当たり前のレベルにしないといけない」と引き締めた。度会も打撃論を交わして、インスタグラムでも相互フォローをし合った。「日本じゃ考えられない契約をしていて年代も近い。僕もそんな選手になれるように頑張ります」と思い描いた。 三浦監督ですら「何日か前に極秘で来ると聞いた時はすごいな、来てくれるんだ、と」と興奮気味。19年には当時レッズのバウアーがDOCKを訪問し、23年に正式に加入した過去もある。オープンマインドのDeNAに新たな風が吹いた。【小早川宗一郎】 ◆フリオ・ロドリゲス 2000年12月29日生まれ。ドミニカ共和国出身。16歳だった17年7月にマリナーズと契約しプロ入り。21年にメジャー全体の有望株ランキングで2位、球団で1位に格付けされ、期待の有望株としてメジャーデビュー前から注目された。球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏の愛弟子として知られ、22年4月8日にメジャーデビュー。同年に打率2割8分4厘、28本塁打、75打点、25盗塁で新人王に輝いた。デビューから2年連続球宴とシルバースラッガー賞に選出された。