（資料写真）2023年に石垣漁港で行われたハーリー

　陸上自衛隊石垣駐屯地の隊員が9日に開催される沖縄県石垣市と竹富町西表島での地元ハーリー競漕（きょうそう）に、「訓練」と位置付けて公務で出場することについて、市民団体「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」は5日、同駐屯地に対して訓練参加を中止するよう申し入れした。 【写真】子ども食堂から始まった「青空食堂」。自衛官が制服姿で調理し、市民から「宣撫工作だ」と抗議も 　同連絡会は「神聖な地域の伝統行事である海神祭、爬龍船競漕大会に軍事訓練で参加することは到底容認されるものではない」と抗議。公務で参加することになった経緯や理由を明らかにするよう要請した。 　8日までに文書で回答するよう求めている。 （八重山支局・矢野悠希）