【中国】ツタヤ、28日に江蘇無錫の新店舗開業
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京都渋谷区)の中国法人、蔦屋投資(上海)は28日、江蘇省無錫市で書店「TSUTAYA BOOKSTORE(ツタヤ・ブックストア)」を開業する。国内14店目、同市2店目となる。 店舗は市内梁渓区の観光地「恵山映月里」に設ける。店舗面積は1,750平方メートルで、書籍や雑貨などの販売エリアのほか、カフェを併設する。約3万5,000冊の書籍、約5万7,000点の文具・雑貨を並べ、店内外に約100席のカフェ席を設ける。子ども用の絵本や知育玩具を取りそろえたキッズエリアでは親子で参加できるイベントを開催する予定だという。 蔦屋投資は2020年、浙江省杭州市で高級業態の複合型書店「蔦屋書店」の中国1号店をオープンした。21年には天津市で大衆市場向けの書店「TSUTAYA BOOKSTORE」を開業した。蔦屋書店の数は現在3店、TSUTAYA BOOKSTOREは11店。 今月21日には浙江省寧波市に初出店した。市内の商業施設に設けた「TSUTAYA BOOKSTORE 寧波K11店」は約4万冊の書籍を扱う。約110席のカフェ席を用意し、読書をしながらカフェを楽しむことができる。日本の文具や雑貨を販売するほか、人気アニメのIP(知的財産権)グッズなども扱う。 同社は、アニメや漫画など若者をターゲットとした市場にも関心を寄せながら中国での出店を進めるとの考えを示した。