沖永良部民謡や舞踊などで魅了 知名町で「五月の祭典」 7団体が練習の成果披露
鹿児島県沖永良部島の知名町文化協会青年部が主催する第22回五月の祭典は25日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。7団体が出演。沖永良部民謡や琉球舞踊、日本舞踊などで日頃の練習成果を披露し、来場者を楽しませた。 舞台は綾木流草音女教室の日本舞踊「お江三代記」で開幕。玉城流琉扇伊登姿乃會西伊登子琉舞道場は踊り子を変えて2演目を発表。「ヒヤミカチ節」では、踊り子9人が沖縄の打楽器「三板(さんば)」を打ち鳴らしながら軽快に踊り、会場を盛り上げた。 福田原里三味線教室は女性の弟子3人が沖永良部民謡「畑打豆」「れんさー節」を伸びやかな声で歌い上げた。川畑先民民謡研究所は「じんとー節」「沖永良部ちゅっきゃり節」を披露した。 第2部は島内在住の音楽愛好者のグループ「えらぶ懐メロ倶楽部」のスペシャルライブがあった。 町文化協会青年部の藤崎拓也部長は「新型コロナウイルスの流行や人口減少などで文化の継承、振興が難しくなっている中、皆さんに文化の素晴らしさや面白さを感じてもらえたらうれしい」と話した。