北海道森町で貨物列車の貨車5両が脱線、復旧のめど立たず…運輸安全委が調査へ
16日午前1時40分頃、北海道森町のJR函館線・森―石倉間で貨物列車(21両編成)のコンテナ貨車5両が脱線した。けが人はいないという。JR北海道とJR貨物によると、復旧のめどは立っていない。札幌―函館間を結ぶ特急「北斗」は、同日の全運行分が運休または区間運休となった。運輸安全委員会は鉄道事故調査官2人を現地に派遣し、同日午後から調査に入る。 【写真】札幌貨物ターミナル駅。東京からの貨物列車が到着すると、コンテナを降ろす作業が行われた
貨物列車は、名古屋貨物ターミナル駅(名古屋市)を出発し、札幌貨物ターミナル駅(札幌市)へ向かう途中だった。走行中、運転士が違和感を覚えて非常ブレーキを作動。停車後に確認すると、貨車の5両が脱線し、連結が外れていたという。
JR函館線では2013年9月、大沼駅で貨物列車(18両編成)の4両が脱線する事故があり、後にレールの検査データの改ざんなどが発覚した。